KBFから新たな提案「香りを身につける」
フレグランスタグで「嗅覚」にも訴えかける
今回のテーマは「LANDSCAPE」
ここでの「ランドスケープ」は「見晴らし」という意味よりかは、それぞれで「個々が感じとって切り取った空間」を洋服で表現するという意味。
今季の特徴は特殊加工を施したオリジナル生地とフレグランスタグ。
一際目立っていた花柄は、オーガンジーの張りのある素材に刺繍・デジタルプリントを施したオリジナル生地。それをパステル調のシンプルでリラックスしたアイテムと組み合わせることで、柄・素材感共に存在感のあるルックを表現した。
また、今季からコレクションラインの商品に「フレグランスタグ」を付けて販売する。
ハンガーに引っ掛けられるサシェの様な型で「香りを身につける」という意味を込めて、マスカットグリーン・ジャスミンなどテーマに合わせた香りを提案。
イメージビジュアルなどの「視覚」、BGMなどの「聴覚」とあわせて「嗅覚」にも訴えかけ、体全体でイメージを受けられる新たなチャレンジを試みる。
フィナーレは、コレクションの柔らかい雰囲気とのコントラストを出すためにオールブラックできっちり締めた。
Photo・Text:Katsutoshi Onuma