2016/07/21

yoshiokubo(ヨシオクボ) 2017SS Runway Show


ネクストステージへ向け、単独でのランウェイショー。
これまでのイメージを覆しディティールで魅せるヨシオクボ。



7月20日(水)、秩父宮ラグビー場にてyoshiokubo(ヨシオクボ)が2017年春夏コレクションを発表した。
今回は、本格的に海外へ視野を向けるべく開催時期を早め、これまで発表していた東京コレクションでは発表せず単独でのショーを開催。会場ではドラマーYuumiさんのライブ演奏を交えたダイナミックなショーとなった。

今回は、テーマを「科学的・人工的」と題して、一見シンプルにまとまったように見えるコレクションの中にネオンカラーやジオメトリック柄を散りばめたり、ディティールにこだわりを見せたりとちょっとした変化を人工的に表現したコレクションを披露。

カラーパレットはホワイト・ブラック・グレー・ネイビーの落ち着いた色がメイン。
その中で時折ネオンイエロー・ゴールド・シルバーなどのキャッチーな色を出現させることで一瞬「あれっ!?」と思わせるような変化を意識。

また、今回はこれまでのブランドを代表するカラフルなプリントや柄の切替などを少なくし、シンプルながらもディティールにこだわったコレクションを意識したという。
メタリック素材にフェザー、身頃にストールを掛けられるシャツ、首から裾までジップが付いたトップス、ワイヤーで裾の形を自由に変えられるブルゾンなど種類豊富なデザインが並んだ。
プリントや柄では、タワーやコンドルを描いたプリント、ジオメトリック柄などを使用する程度に止めたが、それが逆に全体のアクセントとして際立ちを見せた。































フィナーレでは、隣の神宮球場で行われていたヤクルト戦の花火が絶妙なタイミングで重なり、客席からは大きな歓声が上がった。
また、ショー会場ではオーダーシートが配られコレクションを見ながらオーダーを決められるという新たな試みもチャレンジ。
今シーズンからブランドロゴも初期の「yoshiokubo GROUNDFLOOR」に戻し、本格的に海外を視野に入れた次のステージへ向け「変革期」迎えたヨシオクボの貴重なショーとなった。

Photo・Text:Katsutoshi Onuma